今回は経営者視点から書きます。
よく「仕事が無い」とぼやく経営者がいます。個人的にはそれってどんなもんかな?と感じます。
仕事が無い=待っている
という事と同義です。
私はもしも仕事が欲しいならば自社で仕事を創っていくことが大切になります。
なぜならほとんどの場合、仕事を待っていても仕事が来る事は無いです。だからこそ自社で仕事を創る事が大切です。
社員やその家族の生活のために絶え間なく仕事を創る事が経営者の責務です。
大企業のようにはいかない
しっかりと真面目に事業をしていたら仕事は向こうからやってくるイメージがあるかもしれません。
でも、実際はそんな事はなかったです。同業者やライバル会社がひしめく中、そのような考えは妄想だと言えます。
確実に言えるのは待つのではなく自社の仕事は自社で「とりにいく」事が必要です。
そして繰り返しになりますが、自社で創っていかなくてはなりません。
大企業は莫大な広告費をかけたり、自社の営業スタッフを使い仕事を創っていきます。
中小企業は能動的にこちらから動かなければ勝ち目は無いです。
自社で仕事を創る事とは
仕事を創るといっても闇雲に新規開発する訳ではありません。
どんな会社でもお客様がいなければ成り立ちません。ですからフォーカスするのはお客様です。
お客様の悩みや不満、言語化できていない願望などを自社の商品サービスで解消してあげる事が肝です。
お客様を無視したり、考えない商品サービスは売れる可能性がかなり低くなります。
時々、プロダクトアウトという会社の方針や作りたいもの、作れるものを基準に商品開発を行うこともありますがこれは大企業の手法を思ってください。
中小企業はマーケットインつまり、プロダクトアウトとは反対に顧客の意見・ニーズを汲みとって製品開発を行うことが重要です。
仕事を創る考え方
さきほどはお伝えしたようにマーケットインを徹底してお客様を理解する事も大切ですが自社の事を知る事も大切です。
中小企業はリソースが限られています。それをフル活用していく必要があるからです。
その際、自社の歴史や社是、スローガン、社員など直接商品と繋がらないような事柄が大きな意味をもつ事があります。
中小企業の商品サービスは大企業以上にそのバックにある「物語」が重要だからです。
今は放送されていませんがNHKの「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」を思い出すとイメージし易いです。
もしも、バックにある物語を知っているのと知らないのでは見方がまるっきり異なるはずです。
仕事を創るという事は物語を紡ぐ事なのかもしれません。
想いの一貫性
仕事は待っていても来ないからこそ、自社で創る事が大事です。
その際、物語と同じように大切なのが「想い」です。
・お客様への想い
・商品サービスへの想い
・社会への想い
・社員への想い
・地域への想い
色々な想いがあります。
その想いをきちんと言語化して情報発信する事が現代では特に必要になっています。
そのような想いが伝われば自社で仕事を創る時も、お客様へアピールする時も軸がブレなくなります。
スローガンやキャッチコピーと混同されそうですが、それ以前の基礎の基礎にあたるのが「想い」です。
これは特に経営者が先頭になりまとめていく必要があります。
大変かもしれませんが、経営者の醍醐味でもあります。
まとめ
今回は中小企業の仕事は自社で創り出していく事が大切であるという事をお伝えしました。
かなり抽象的な内容に感じたかもしれませんが、儲かり、魅力のある会社は今回お伝えした事を意識的に進めています。
経営の本質に関わる考え方になりますのでただの商品サービス開発という枠ではなくもうひとつ上のレイヤーで考えていただくと幸いです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。