現在、複数のビジネスを経営している私の経験から特に中小企業の仕事が途切れないためにやるべき事をまとめました。
私は田舎に住んでビジネスをしているので都会と比較してけっして贅沢に仕事がある訳ではない中で仕事をしています。
ですから、仕事が途切れないという事、つまり継続性はとても重要視しています。
都会は都会で競争が激しいですが、どんなビジネスにも共通する事についてお伝えします。
ぜひ、最後まで読んでみて下さい。
ネットではなく人間関係を重視する
仕事が途切れるという事は、言い換えれば人間関係が途切れる事です。
仕事は人が持ってくるものです。仕事が途切れないようにするためには、人間関係を継続して育むしかありません。
コロナを経験してインターネットを介した人間関係も多くなりましたが、一時期マッチングサイトなどで相当動きましたが結果として希薄な人間関係で終始した方が多かったです。
結局、人間関係を構築できないと仕事の話に繋がりませんし、そもそも自分がどんな仕事をしているのか?周りに理解してもらえません。
これでは仕事を得られないのはあたりまえの事です。希薄な人間関係で楽して稼ぐというのはありえません。
難儀して人間関係を育む以外に近道は無いという事が私の経験から言える事です。
そのためには動く事もそうですが自分も自社も魅力的でなければいけません。
そのための取組みを意識的に行わなければいけません。ある意味、ブランディングにつながる考えになります。
自社のアピールポイントを明確にする
自社が選ばれるためには、何ができるのかを明確にすることが絶対に必要になります。
会社同士、仕事を依頼する際には紹介もあると思いますがインターネットやSNSや情報発信から見つけてもらう事もあるでしょう。
そんな時は、自社に何ができるのか?具体的になっていなければ、お願いしようがないです。
仕事が途切れる会社は多くの場合は、自社がどんなことをやっているのかを具体的に伝えられていない事が多いです。
自社のアピールポイントはなかなか自社では分からないものです。マーケティングやブランディングの専門家の力を借りる事も選択肢のひとつにすると良いでしょう。
実は、アピールポイントが上手く訴求できている会社は専門家の力を有効活用しています。
弊社でもお手伝いできますので是非、お気軽にお問い合わせ下さい。(記事下に問い合わせフォームがあります)
信頼残高を増やし続ける
次に重要になってくるのが信頼残高を増やすことになります。
信頼残高とは銀行の口座ではありません。
スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』にある言葉で、相手との信頼感/安心感の強弱を銀行口座の残高に例えたものです。
相手からの信頼が増す行為を「預け入れ」、相手の信頼を損ねる行為を「引き出し」として、相手の中にある信頼口座の残高を増やしていくことが大事だと説いています。なお、書籍によっては「信頼口座」「信頼貯金」ということもあります。
『7つの習慣』では、相手の中の信頼残高を増やすために
相手を理解する
小さな気遣いと礼儀を大切にする
約束を守る
期待を明確にする
誠実さを示す
信頼残高から引き出してしまったら心から謝罪する
という6つのポイントを紹介しており、これらの行為を「預け入れ」、その逆の行為が「引き出し」と説明しています。また、こうした人間関係において大切なことを、コツコツと積み重ねていくことが大事だと説いています。
これはビジネスにおいてもそのままあてはまります。
中小企業がお客様からの信頼を勝ち得るために大事なのは、情報の透明性です。
会社として何を考え、何のために企業活動をしているのかを常に発信する。ユーザーからの問いかけに真摯に対応する。
特に中小企業においては「思い」を真摯に伝え続ける事が重要です。
それと合わせて、良いことも悪いことも、それらの行動をすべてオープンにする。その積み重ねが、ユーザーの信頼残高を増やす行為につながっていきます。
接触回数を増やす
お客様に買ってもらう際に大きく影響するのが「接触回数」です。
お客様は忘れます。いとも簡単に。ですから定期的に接触する事が大切です。
これは、人間関係も同様なのですが、見ず知らずの人からよりは多少、値段が高くても知っている人から買います。
そもそも人は、自分にとって得があるかどうかを優先して考えるのですが、それでも知っている人から買う事を選びます。
それが、その後の人間関係にも好影響を与える事を無意識に知っているからです。
これは中小企業とお客様の関係においても同じです。連絡をこまめにして関係性を構築している方を選択します。
連絡をするというと何かセールスをするように考えるかもしれませんが、そうではありません。
会話するだけ、相手にとってメリットがある情報を伝えるだけでも十分です。
要は「あなたを気にしてますよ」という会社の姿勢を伝える事なのです。
お客様としても、自分を特別視してほしい願望が少なからずあります。それを上手くすり合わせるイメージです。
まとめ
今回は中小企業の仕事が途切れないようになる状態を作るために必要な事をお伝えしました。
結局、何か特別なスキルや知識というよりは人間関係にフォーカスする事が大切だという事がお分かりいただけましたでしょうか?
会社も人としての関わりを増やしていくことによって仕事は途切れずに常に入ってくるような状態になります。
仕事が途切れたりなくなると言う事は、人との関係を見直していかなければならないと思います。
会社としてお客様を大切にし、自社と関わる人を大切にしていくこと改めて見直してみることをおすすめします。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。