中小企業が生き残っていくためには、経営者自身が様々な経験を積むことが欠かせません。
特に近年、ビジネス環境の変化が激しく、過去の成功体験だけに頼ることが難しくなっています。
今回は私の経験から、中小企業経営者にとって必要不可欠な4つの経験について伝えたいと思います。
失敗から学ぶ経験
少し恥ずかしいですが私はここに書けないほど多くの失敗を重ねてきました。その経験から言える大切なことは、過去の失敗から教訓を得るという事です。
新しいことへのチャレンジでは失敗は避けられませんが、そこから学び成長していく柔軟性が必要です。
失敗をネガティブに捉えるとそれは経営者としては失格です。失敗に価値を見出しポジティブに捉えて学び、小さな失敗を重ねながら大きな失敗を避けることが重要です。
消費者のニーズを的確に捉える経験
ビジネスですからお客さまが第一です。そのうえで消費者のニーズや市場の変化を敏感に捉え、自社の商品やサービスを柔軟に调整する経験も欠かせません。
自分よがりの商品サービスはお客さまに支持されないばかりか信用を失う事もあります。
常に消費者の声に常に耳を傾け、競合他社の動きを分析し、自社の戦略を適宜見直すことができる視野の広さが求められます。
常に消費者のニーズを経験として把握する姿勢が経営者には必要です。
限られた資源を活かすための経験
大企業と較べて、中小企業大きな制約が大きいです。資金の制約、マンパワーの制約、機会の制約と様々です。
そのような限りがある中で、保有する資源を最大限に活用する資源活用力が生き残りの鍵を握ります。
そのために一番必要なのは、経営者自身が考え行動する事です。その経験なしに社員や会社にフィードバックは無理です。
判断し、決断する経験の繰り返しが中小企業の経営者の仕事と言えます。
その意味では与えられた条件下で最大の成果を出す柔軟な発想力と実行力が必要不可欠です。
危機管理という経験
ビジネス環境の変化に柔軟に対応できる危機管理能力も欠かせません。
私は田舎にいるので分かるのですがビジネスにおけるスピードは都会では桁違いの違いがあります。
ですから、ビジネスにおいては常に何らかの危機がつきまとうと考えています。
私自身、倒産を覚悟するような大きな危機を何度も経験しました。
また、最近では自然災害や突発的な事故、感染症の流行など予期せぬ事態が発生する事もあります。
そんな場合に冷静な判断で対応できる危機対応力が求められます。
それは、知識や知恵もさることながら、経験による判断に頼る事も多いです。
常に危機感をもち会社経営に取り組む事が大切だなと感じています。
まとめ
今回は私の考える中小企業経営者にとって必要不可欠な4つの経験を挙げてきました。
これらの経験を積むことで、厳しいビジネス環境下であっても柔軟かつたくましく生き残っていけると確信しています。
あなたの会社経営の何かしらの参考になれば幸いです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。