中小企業は資金が贅沢ではない事が多いです。
そして、今回のコロナの影響もそうですが予想外の出来事で売上が思うように上がらない事も多いです。
売上を上げられない以上、ビジネスを継続性するうえで大切な事は、コストカットもしっかりコントロールする事です。
中小企業の場合、特にスタート時にはなかなか売上が上がらずに、売り上げを伸ばすことよりもコストカットに意識が向いてしまいがちです。
コストカットを徹底するのではなくコストカットをコントロールする事が大切です。
投資しなければいけないことにはしっかり使い、引き締めるとことは引き締める事が重要です。
まずはコストを抑えよう
売り上げを伸ばす事は大切ですが、コストを抑えることはそれと同じくらい大切です。
コストを抑えるといっても、本当に必要な部分には逆にもっとお金を使っていかなければいけない事を経営者はしっかり見極める必要があります。
このコストがきちんと自分のビジネスにとってどのような役割になっているのか?増やすべきものなのか?切るものなのかしっかり考えなくてはいけないです。
無駄なコストはどんどん省いていく必要があります。しかし。コストを抑えるにしても限界があります。この限界を超えてしまえば、ビジネスにとっても悪影響になってしまいます。
経理や税理士まかせではなく、自社のビジネスの売り上げであり、経費と言うものがどのような状態になっているのかをきちんと「見える化」していくことが必要です。
そのようにチェックし続ける事で無駄になっているコストが確実に見えてきます。
また、そもそもコスト意識を経営者だけではなく社員と共有する事も大事です。
そうする事で前者でコストに対して意識を明確にできるために効果的なコストカットが出来るようになります。
よくある、経営者からのトップダウン的なコストカットは社員の反感や不満を生みやすいので注意が必要です。
コストより売上が大事
抑えられるコストは限界があります。ですからコスト以上に売り上げを上げる事が大切です。
私は現在、数社を経営していますが、無駄なコストと言うものは常に見直すようにしています。
見直す事で実はそれほど無駄ではないコストに気づく事があります。何でもかんでもコストカットすればいい訳ではないのです。
ただコスト以上にどうやったら売り上げをもっと伸ばすことができるのかを考えるようにしています。
実際ビジネスは売り上げを伸ばしていくことが大切であり、売り上げを伸ばすためにも、どこにお金を使っていけばいいのかを考えていかなければいけません。
お金を使うべきところには、遠慮なく使っていく必要があると思いますし、そこでレバレッジが効くのであれば、もっとお金をかけていく必要が出てくると思います。
売り上げを伸ばすことを経営者は常に考えなくてはいけません。そうする事でビジネスがスケールしていきます。
売り上げを「伸ばす」に集中する
「売り上げを伸ばす」という事は例えば売り上げを2倍にしようした時には今の状態の2倍の動きをしなければいけないという事です。
これは単純にそうとは言い切れないのですが、今自分自身が2倍の動きをすることができれば、売り上げを2倍にできるイメージできるのであれば、実はもっと自分自身が行動できるということもあるので、自分自身の行動を見直していくことも必要になってきます。
これは経営者としての自分の行動を効率化できないかどうか?や、適材適所に人材配置したり、人材採用するなど多岐にわたります。
売上を「伸ばす」という事は実はそれほど難しいことではないです。
売り上げが伸ばせてないという事は、改善する事でこれから売上を伸ばせるという事です。
そして会社として総合的に実力を上げていく事が大切です。
特に、売上を上げるための「仕組み」を創る事が重要です。仕組み化をしていけば、売り上げを2倍にするという事はそれほど難しいことではないです。
ただ売り上げの規模もあると思うので、自社の状況をしっかり把握し続けましょう。
利益を高める
売り上げを伸ばすことができれば、次に考えていかなければいけない事は利益を高めていくことになります。
いくら売り上げが伸びても利益率が低ければ、当然ですがビジネスにおいて重要なキャッシュフローがバランスが悪くなってくることもあります。
そういった現状の中で、どうやったら自社の利益率が高まるのかといったことを次に考えていく必要がありますし、売り上げの中からどうやって利益率を高めていけばいいのかを同時に考えていくこともやらなければいけないと思います。
もともと利益率の高いビジネスをやっている方はいいかもしれないのですが、もともと利益が低いようなビジネスをやっていると、売り上げが伸びても質も同時に増えていくことになれば、利益率が大きくなっていくよりも、利益率が低くなっていく可能性もあるビジネスジャンルもあります。
だからこそ自分自身のビジネスを考え、利益率を高くしていくためにはどうすればいいのかも考えていく必要があると思います。
まとめ
コストカットは中小企業においては特にしっかりコントロールしなくてはいけないです。
特に、固定費として定期的に使われるお金は経営者としてしっかり把握しなくてはいけません。
コストカットは意外に難しい事が多く、専門家の力を適切に借りる事も大切です。
自社ではコストカットの対象の事項とは思いもしないものがコストカットの必要性がある事も多いからです。
ぜひ、コストカットをテーマに会社経営を捉えてみる機会をお持ち下さい。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。