コロナの時代を経て、ビジネスの形態が変化してきました。
オンライン化が進み、時間や場所に依存せずにビジネスができる仕組みが身近になりました。
それに伴い、本来のビジネス以外にも新たにビジネスをプラスしていく経営者が増えてきました。
それもスモールビジネスと呼ばれる極めて小さな枠組みのビジネスを選ぶ人が増えています。
アイディアの段階のビジネスをテスト的に動かしてみたり、リサーチしてみたりと将来の可能性を秘めたスモールビジネスについて考えてみました。
スモールビジネスとは?
スモールビジネスとは一般的に「小規模な事業者」を指す名前です。
個人事業主やフリーランス、小規模な法人が代用的なスモールビジネスですが、中小企業やベンチャー企業、スタートアップ企業を指すこともあります。
しかし「スモールビジネス」という言葉を厳密に定義する法律は現在のとこありません。
かなり広義の言葉ともいえます。しかし一昔前なら「会社」「社員」「社屋」「株式」など会社を起こしビジネスをする際の定番の要素がありました。
そこから少し離れてビジネスの目的を達成するという目標に向かうとい意味ではスモールビジネスも立派なビジネスと言えます。
実際に、スモールビジネスでは「個人事業主・フリーランスなどが1人で事業を行う」または「社長1人~数名で会社を経営する」というケースがほとんどですが、ビジネスがうまく軌道に乗った場合、将来的には金融機関や投資家から大規模な資金を集めて、事業規模を拡大していくといったことも可能になります。
スモールビジネスのメリット
スモールビジネスのまず一つ目のメリットは、起業時にかかる資金が大きくない事が多いということです。
もちろん、資金があるに越した事はありませんが、資金ゼロからでも始めることも不可能ではありません。
ただし「事業として成功を収め、安定的な収入を得たい」と考える人は、どこかで資金を投入する必要があります。
そのタイミングをコントロールしながらまずはスタートさせる事ができるのもスモールビジネスのメリットです。
他にも好きなことや得意な事を仕事にできるのもスモールビジネスのメリットです。
興味のあることを突き詰めていけるので、仕事といえども苦になりません。
働いた分はそのまま収入に跳ね返ってくるため、やりがいを感じながら働くことが可能です。
加えて、自身でビジネスを展開するのですから、時間や場所の融通も利くので自由度が高いです。
例えばPCさえあればできるビジネスなら、自宅でも屋外でも気の向いた場所が仕事場です。本業があっても隙間時間を利用しやすく、効率的に働くことができるでしょう。
また、社会的課題を解決するためのソーシャルビジネスの第一歩を作るのにも手軽に始められるスモールビジネスは向いています。
スモールビジネスのデメリット
スモールビジネスのデメリットとしては、収入の保証がない事が挙げられます。
スモールビジネスは、自分の裁量で働けるのが魅力です。しかしこれは裏を返すと「仕事が取れなければ収入も無い」という状態になります。
起業から収入を得るまでに時間がかかるケースも多く、常に安定的に利益を出すのは困難な事が多いです。
また、一般的な企業などと比較して、スモールビジネスは社会的な信用が低いです。ビジネスを展開しても知名度がなく、実績を積み上げるのに苦労するかもしれません。
しかし、今はインターネットの発達で色んな情報発信の手段があるのでやり方によっては知名度を上げる事は、以前よりは難易度が低くなりました。
他にも社会的信用の低さは銀行などで融資を受ける際に不利になります。手っ取り早く社会的信用度を上げたい人は、法人化も検討した方がよいかもしれません。
スモールビジネスを軌道にのせるには?
スモールビジネスを軌道にのせるには3つの要素が重要です。
ます1つ目は「お金」です。ビジネスですのでお金は必要です。いかにビジネスとしてリターンを生み出せるか?という課題を克服する必要があります。
お金に関しては、ビジネスが大きくなると自己資金だけではどうにもならなくなる事が多いです。その際にいかに好条件で融資をしてもらうか?も大切です。
お金の問題はビジネスを続けていくうえで大きな要素です。
2つ目は「集客力」です。どんなビジネスでも集客力が無ければビジネスは継続できません。
情報発信も大事ですが、スモールビジネスだからこそ「なぜこのビジネスをしているのか?」という目的が重要になります。
「儲かりたいから」という理由だけでは誰も相手にしてくれません。社会的な意義やお客様のニーズを適切に汲み取る事もスモールビジネスには必要です。
「なぜこのビジネスをしているのか?」という目的がしっかりしていると、ビジネスの理解が深まるので集客力に繋がります。
ですから商品サービスを認知すると同時にビジネスの目的を認知させる事に注力していきましょう。
3つ目に「アイディア」です。スモールビジネスはアイディアがすべてと言っても過言ではありません。
ひとつのアイデアが生まれた事でスモールビジネスはスタートします。
お金もマンパワーも足りないのでそれを発展させるためには次のアイデアも必要になりますし、失敗してもビジネスを続けたいならば、代替案として別のアイデアが求められます。
スモールビジネスは結果が出るまでアイデアを出し続けることが大切です。
まとめ
スモールビジネスを起こすには現在ほど最適な時期はないだろうという位に色んな条件が整っています。
先に挙げたように、アイディアからスタートしてそれを形にしてビジネスへと昇華させるスモールビジネスはやりがいがあります。
絵に描いた餅にしないためにも、それなりに大変な事も多いですがだからこそ、乗り越えた先を楽しみにチャレンジできます。
ぜひ、あなたもスモールビジネスに取り組んでみてはいかがでしょうか?
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。